2007.秋No.157 号の紙面から

□第20回実践教育研究発表会を終えて 1 

■特別企画『技能五輪を通したものづくり教育』 2 

□2007特別企画 電気・電子・情報系の実演報告 3
 

■機械系企画 企業見学 (株式会社ブリヂストン東京工場) 4 

□電気・電子・情報系企画 シンポジウムT(組込みシステム分科会報告) 5

■電気・電子・情報系企画 シンポジウムU(実装技術研究分科会報告)
−電磁波の可視化技術の開発とその活用 EMC対策の現場から       6

□建築・デザイン系 第12回建築系ひとづくりフォーラム 7〜9

■建築・デザイン系講演 『民家の再生』 10
秋号
2007
No.157

実践教育研究発表会


第20回実践教育研究発表会を終えて


2007
年実践教育研究発表会東京大会
運営委員長 菊池 清明

 
 資源の乏しい我が国では、原材料を加工し付加価値の高い製品を製造していくための「ものづくり」が必要不可欠な課題となっております。より付加価値の高い製品を作るためには、製造現場で活躍する技能・技術と知識を兼ね備えた実践技術者のニーズが益々広がっていくものと考えられます。若者の理工系離れが問題となっている昨今において、実践技術者を育成するための教育訓練技法や手法等の必要性は更に増すものと考えられます。
 実践教育研究発表会も今年はちょうど20回の節目を迎えることになり「ものづくり教育の再生」を大会テーマとし、初めて発表会会場施設と実践教育訓練研究協会との共催による発表会を開催することになりました。発表件数も一般講演76件とポスターセッション9件で全体では85件と数多くの発表件数があり、熱心な討論や活発な意見交換が行われました。
 また、特別企画では、技能五輪における参加選手の育成に携わっている指導者と、指導を受けたメダリスト選手を招き、卓越した技能・技術を育むための基調講演と選手による実演を通して「ものづくり教育」に関する実りある意見交換を行いました。
2007年実践教育研究発表会東京大会が、会員をはじめ発表会役員および関係各位の皆様によるご協力のもと、会場施設との共催での発表会ということも加わり、参加延べ人数も2千人を超えて盛大に開催することができました。ここに、ご協力頂いた皆様に感謝申し上げます。
 国内では数多く学・協会がある中でも機械系、電気・電子・情報系、建築・デザイン系の3系が一同に介して発表会を開催する学・協会は実践教育訓練研究協会だけではないかと思っております。今後益々の実践教育訓練研究協会の発展を祈念して巻頭言の挨拶とさせて頂きます。