2008実践教育研究発表会四国大会を迎えるにあたって |
四国職業能力開発大学校 校長
2008実践教育研究発表会四国大会 会長
中村 喜代次
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2008実践教育研究発表会四国大会が四国職業能力開発大学校で開催される運びとなり、大変光栄に思っております。また、開催にあたりご尽力くださいました関係者の皆様に厚くお礼を申し上げます。
実践教育研究発表会は実学融合を目指した技術者教育を行っているものにとって、唯一の発表の場であり、自己研鑽の成果の発表の場でもあります。ぜひ、この機会に当研究発表会にご参加いただき、日頃の研究開発の成果を報告していただければ幸いです。真に実践的な教育とは実務的な技能・技術を教える教育だけではありません。その基礎にある理論やものの考え方を教えることが大切です。論理的思考や分析の訓練の場でもあります。単なる技能は時代とともにすぐに陳腐化します。基礎的な知識や理論的な思考の枠組みは簡単には陳腐化はしません。実践の厳しさに耐えうる強靱な技能、技術の獲得を目指し、この実践教育研究発表会が少しでも会員の皆さまのお手伝いができることを願っております。
研究発表会の楽しみの一つに開催地の観光があります。幸い、四国大会が開かれる丸亀市は瀬戸大橋を渡ってすぐ、香川県のほぼ中央に位置しており、風光明媚なところです。江戸時代には金比羅参詣の港として栄えた歴史ある城下町です。日本一の石垣で有名な丸亀城や国の伝統的工芸品に指定されている丸亀うちわが有名ですが、最近では丸亀市猪熊弦一郎現代美術館をはじめ、アートの町としても知られております。また、丸亀市の近くに香川県立東山魁夷せとうち美術館もあります。東山画伯提案のライトグレー色の瀬戸大橋が眼前に広がり、万葉のロマン漂う歴史的遺産や、瀬戸内海の美しい自然に囲まれ、心の癒しや憩いの場となる美術館です。ぜひ、この機会に瀬戸内海の自然の美しさとアートを楽しんでください。そして、ものづくりを目指して専門を同じくする開発・研究者と親交を深めていただきたいと思います。
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