2008年(平成20年)9月26日に、四国職業能力開発大学校に於いて、平成20年度通常総会が開催されました。委任状を含めて268名が出席する中、予定された6個の議案が審議され、承認されました。
今回、協会役員(理事・監事)の改選があり、22名の役員が選出されました。新しく7名の方が理事に就任されましたので、3回にわたって紹介していきます。今回は中田理事(北海道職業能力開発大学校)と奈須野理事(東北職業能力開発大学校)のお二人です。
・新理事あいさつ
北海道職業能力開発大学校
生産機械システム技術科 中田英次
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この度、当協会の理事に選任されました北海道職業能力開発大学校の中田です。これまで機械系ジャーナルの編集委員をさせていただき、これからさらに理事とういう大役を務めさせていただきますが、ジャーナル編集業務などを中心に、これまでの経験を生かして務めていきたいと思います。
現在、当協会の問題の一つに会員の減少がありますが当協会で発刊しているジャーナル誌は、会員の方々の一つの情報源となっていますので、その紙面内容は非常に重要であります。ジャーナル誌についてさらに検討を重ね、魅力ある紙面にし、会員の増加に繋げて行きたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
・新理事あいさつ 東北職業能力開発大学校
生産電子システム技術科 奈須野 裕
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今回、工藤理事(部会長)の後を引き受けることになりました。私は雇用・能力開発機構(当時は雇用促進事業団)に採用されてから25年程経ちます。その間に我々指導員の教育訓練を発表できる学会(研究会)をつくろうとの活動で、この実践教育訓練研究協会が発足したと記憶しています。
当時は雇用・能力開発機構からのご協力もあり、「実践教育研究発表会」以外にも、各系独自の企画として活動を行い、多くの会員の方々に参加頂きました。例えば電気・電子・情報系では「実践活動事例討論会」がありました。この事例討論会は実践教育研究大会とは違い、こぢんまりとした報告会で、講演内容のテーマを決め発表がなされ、発表者に対する質問時間も十分に取ることができました。また、同じ「ものづくり」の教育訓練目的を持った県立の短期大学校においても開催することができ、多くの方々と交流を深めることができました。
私は実践教育訓練研究協会が社会に果たす役割は
1. 職業能力開発の教育訓練(技能・技術)を通じて社会に責任を果たすこと
2. 「ものづくり」の専門技術家集団として社会に貢献すること
の二つがあると思います。1についてはこれまでの日常の教育訓練を行う中で、十分に活動できることで、みなさんの教育訓練手法が、社会貢献に繋がるものと言えます。2の「ものづくり」の専門技術に関しては、一般の大学と違い教育訓練の中で常に製品を思考した実習教育を行っていることで、この評価は就職した企業からの声や学生達の活躍から裏付けられます。
今後、実践教育訓練研究協会がますます発展していくためには、これら二つの役割に加え多くの会員が自助努力して、目標を立て頑張っていくことが必要と思います。「一点突破・全面展開」の心意気で、さらに頑張りたいと思います。今後ともご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 |
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