●2● JISSEN NEWS 2002.10 No.132
 9月27日(金)9:00にA会場で開催され、糸井部会長挨拶に続き、議事の審議に入りました。2001(平成13)年度の活動報告・2002(平成14)年度の活動計画等、会員から活発な意見が出され以下のことが決議されました。

議事は、以下の通りです。
議事T2001年事業報告、議事U2001年決算報告、議事V2002年事業計画、議事W2002年予算、議事X2002年役員、その他

糸井部会長の挨拶
 各議事について、活発な討議の結果承認されました。以下に議題V、Xの報告をします(詳細は建築・デザイン系ジャーナル5月号を参照ください)。
議事V 2002年度事業計画: 2002/8/1〜2003/7/31
建築・デザイン系専門部会は、職業技術教育における教育・訓練技法と、それに伴う専門分野の研究を行い、実践的な教育訓練技法の確立とその普及・向上を図り、生涯技術教育の発展に広く寄与することを目的としている。この趣旨に添って、
@会員拡大を行い、会員間の技術・教育情報の交換を図り、実践教育訓練全体のレベルアップを図る。
A会員相互での共同研究を進め、新しい実践教育訓練技法や専門研究の充実を図る。
B生涯能力開発において建築・デザイン系のあるべき姿を追求する。
C広く、産業界、教育界や行政等と連携して、実践教育訓練の普及を図ることを実施していく。

具体的事業
1.研究部会活動
 研究部会活動を活性化し、その成果を出版、教育・訓練、研修などに活用できる体制を作る。
@ 教育訓練研究分科会
社会ニーズに対応した専門人材育成のあり方や教育訓練課題を調査研究する。
このために、全国関係者の「草の根レベル」の交流ネットの拡大をめざす「建築系ひとづくりフォーラム」の継続開催を、当面の主活動とする。(詳細は、「ひとづくりフォーラムの企画趣旨」を参照)
A 実験実習技法分科会
建築分野の職業能力開発で、実験・実習にかかる訓練技法の調査と開発を行い、建築業界での「実践技術者」と「技術・技能」の関わりを明らかにする。また、具体的な実習実験のテ−マ設定を行い、学生向け教材と指導者向けの指導書を作成し、現在にマッチした訓練技法を開発する。
B コンピュ−タ利用研究部会
建築やデザインの専門分野でのCAD・CG利用が注目されている中で、教育訓練の教材開発を行うと共に、指導者や利用者の作品の公開を行い、先端技術の実践的活用方法・技法の向上に努め、そのノウハウの蓄積を推進する。また、CAD・CGを用いた効率的な訓練技法を見出すための研究を行う。また、開かれた活動の推進のために系独自のホームページの開設・運営を目指す。

2.ジャーナル誌の発刊

 ジャーナル誌は協会として発行し、会員全員配布することとなっている。建築・デザイン系は、年1回5月号を担当し5月20日に発行する。内容は発表会特集を組み入れた、専門系の独自性を最大限に生かしたもの。
 ジャーナル編集担当幹事を置き、各号の担当の編集長との連絡を密にして編集・発刊を行う。広告収入の拡大と掲載依頼部門は編集部門と分離し、編集局の専門化を図る。なお、編集内容はPR部分に併せて、賛助会員や業界とのコミュニケーション誌的部分も取り入れ、情報・話題の提供を行う。会員以外も、できるだけ社会に広く献本配布を図り、会活動の認知PRに供する。

3.委託・共同研究

 会員個人および協会での研究活動が、教育訓練を行う上での大きな活力となっている。また、対外(賛助会員、入会予定企業、入会予定者)との連携を図るためにも、積極的に委託事業や共同研究を実施していく。

4.地域活動の活性化
 地域での活動を活発にし、正会員と賛助会員の交流を深め事業を推進するため、地域でのイベントやシンポジウムを系独自で企画していくと共に、協会地域支部(東北・北海道、関東、北信越、近畿、中国・四国、九州)の活動に積極的に参加・活動し、東海支部設立にも協力していく。