建築・デザイン系 |
置賜さくら回廊 | ||||
2012.4 |
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今回は、山形の桜の観光ルートとして注目されている「置賜さくら回廊」をご紹介します。
山形県南陽市の赤湯温泉から長井市、白鷹町へ向かう43kmの道筋に、樹齢500〜1200年の桜の巨木が点在しており、この地域が「置賜」(おきたま)と呼ばれていることから、「置賜さくら回廊」と名付けられ、遠方から大勢の観光客が見物に来られます。 この地域は、明治時代に英国の旅行家イザベラ・バードが訪れた際に「東洋のアルカディア」と評したことでも有名になっております。 主な桜の名称は「さくらの名所100選」の烏帽子山千本桜、双松公園の眺陽桜、国指定天然記念物の伊佐沢の久保桜、草岡の大明神桜、県指定天然記念物の薬師桜、釜の越桜などで、今年はゴールデンウィークが見頃となりそうです。
中でも、草岡大明神桜は、樹齢1200年、幹周10.9m、樹高18.8m、枝張り東西25m、南北22mで日本一の巨木とされています。 この桜は、坂上田村麻呂が蝦夷を平定(802年)したとき戦勝記念に植えた5本の桜の1本と言われれており、伊達政宗が14、5歳の頃、鮎貝合戦で戦いに敗れて逃げ帰る際に、この桜の洞に身を隠して難を逃れたと古文書に記されているそうです。
ゴールデンウィークは、歴史ロマン溢れる「置賜さくら回廊」を訪れてはいかがでしょうか。 |