第2回若年者ものづくり競技大会(第44回技能五輪全国大会予選会)開催される
―旋盤職種の競技を担当して― |
職業能力開発施設、認定職業訓練施設および工業高等学校等において、技能を習得中の20歳以下の若者がものづくり技能のレベルを競う「第2回若年者ものづくり競技大会」が8月8日〜10日の3日間にわたり、能開総合大、能開総合大東京校および相模原市立総合北体育館の3会場において開催された。競技大会には全国41都道府県から224名の選手が参加して、旋盤、電気工事、建築大工等12職種について競技が行われた。
また、技能五輪全国大会への参加希望が多い旋盤、メカトロニクス、情報ネットワーク施工およびウェブデザインの4職種については、第44回技能五輪全国大会(香川大会)の参加選手の選考を併せて行われた。以下、能開総合大東京校における旋盤競技の様子を報告する。
46名の旋盤職種参加者(能開大:9名、県立技術短大:4名、県立技術専門校:18名、高校・工業高校:15名)の内、37名は「若年大会」、20名は「五輪予選」で、その中で11名は両方への参加者であった。東京校では、「五輪予選」を希望する18名が8月6日〜9日の4日間、2グループに分かれて競技を行った。
課題は昨年の第1回大会よりレベルアップしたため、参加者はそれぞれ苦戦していた。また、第1グループは32度の気温の中、第2グループは台風の影響による高湿度の中での長時間に及ぶ競技で、精神的にも肉体的にも大変であったが、全員が最後までやり遂げた。
このような競技大会が開催できるのは、参加した選手はもちろん、ご指導者頂いた先生方のご努力、および送り出された施設のご理解があってのことだと思われる。関係者へ敬意を表するとともに、若者へものづくりへの興味を持たせレベルを上げる意味で、今後も継続されることを望みたい。
「若年大会」の旋盤職種の成績は、第1位:三上大地君(九州能開大)、第2位:酒向達也君(千葉県立市川工高)、第3位:加瀬佳和(千葉能開短大成田校)となった。また、「五輪予選」の旋盤職種の成績は、第1位:三上大地君(九州能開大)、第2位:佐藤大輔君(宮城県立工高)、第3位:新井裕樹君(群馬県立前橋産業技術専門校)となった。 |
写真1 競技風景 |
写真2 競技課題 |
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