●2● JISSEN NEWS 2003.6〜8 No.140


重谷氏への質疑応答後、こちらより依頼をした3人の先生方に、企業人スクール(在職者対象長時間のセミナーコース)や応用課程学生への教育訓練について、それぞれ15分の講演、10分の質疑応答の計25分で、進めていきました。

「企業人スクールによるハンズフリーシステムの試作」
東北職業能力開発大学校
生産電子システム技術科 中澤直樹氏

 企業人スクール(高周波電子回路設計コース)を具体的な開発テーマのある企業の内容を題材にして、企業人スクールの目的である商品を目指した製品開発の内容で行ったとの報告がされ、具体的な訓練内容について、説明がなされました。

「東北能開大応用課程における開発課題の取り組み」
東北職業能力開発大学校
生産情報システム技術科 小玉博史氏

 能力開発大学校応用課程2年次に行われる開発課題についての説明並びにテーマ設定への取り組み、スケジューリング、訓練指導項目とその指導ポイントと問題点について説明がなされ、開発課題の目的についての質問や指導法についての討論がなさました。

「ビンゴロボットの製作と教育事例」
長野工科短期大学校 伝田貢氏

 短大2年生の卒業研究についての事例発表で、ものづくりを通して学生が自ら考え、作ると言うことに主眼を置いた進め方についての発表がなさました。


パネルディスカッション
テーマ:「21世紀のものつくり教育訓練」

パネラー
原 薫氏    (ものつくり大学製造技能工芸学科)
山見 豊氏   (能開総合大職業能力開発研究センター)
隅井 努氏   (トック・エンジニアリング(株))

コーディネータ 若林 栄一氏(実践教育訓練研究協会)

 各パネラーにより、15分程度の時間で、それぞれの立場(ものつくり大学、雇用・能力開発機構、企業)から教育訓練についての問題点や提言がなされ、それに対してディスカッションが行われました。


討論会(質疑)の様子




討論会風景




パネルディスカッション
(関東能開大校 大久保欣哉)