●2● JISSEN NEWS 2002.8 No.130
 2002(平成14)年8月27日(火)に京都府立京都高等技術専門校で近畿地域支部の通常総会が開催されました。総会議案書の式次第にしたがって、昨年度の活動報告、決算報告がなされた後、次年度の活動方針、予算案などが提案され全会一致で承認されました。この中で会員数の減少に歯止めがかからない実態や、実践協会から支給される支部活動費が大幅に削減されたことなどが報告され、今後の地域における支部活動をどのように展開して行くべきか考えさせられる総会となりました。また、総会の後、京都府立京都高等技術専門校の見学会が行なわれました。専門校からは3人の方が出ていただき、すべての科を丁寧に説明していただきました。その後行なわれた質疑応答でも活発な質問、意見交換がなされ有意義な1日となりました。なお、参加者は13名でした。さらにその後京都市内で懇親会を開催し、お互いの懇親を深めました。   (近畿地域支部事務局 堀田)
商業デザイン科
京都府立京都高等技術専門校の見学会


自動車整備科



洋裁科


@「本田宗一郎と井深大」
江戸東京博物館 板谷敏弘 益田茂 共著(江戸東京博物館展覧会9/12〜12/20の公式ガイドブック。朝日新聞社)
 「HONDA」「SONY」の創業者である本田宗一郎と井深大に焦点をあて、「ものづくり」にかけた信念と夢を、さまざまな製品の変遷とともに紹介しています。このお二人は互いに尊敬し、親友同士でもあり、戦後の焼け跡に、小さな町工場を建て、再出発したのです。そして世界のHONDAとSONYに繋げたのです。お二人の共通点は「技術者魂」、「創意工夫」、「チャレンジ精神」です。その時代での、「世界的な視野」、「自主独立の精神」を持ったふたりの足跡をたどることができます。
 私は、今までも、それぞれの方に関する書籍やそれぞれの会社関連の書籍が出版されるつどに読ませていただきましたが、その共通点を改めて発見させられました。でも一番印象に残ったのは元気な中小企業のおやじ(社長)の顔ですね。本田宗一郎氏が学生時代にヘリコプターで来校して講演をされたときの印象が忘れられません。

A「学研電子ブロックのひみつ」学習研究社
回路は動くが、お子さんに、原理を説明できないというお父さんからの要望に応えて、出版されたそうです。EX150の回路の解説や新回路も紹介されていたり、開発秘話などのコラム、マンガも入っていて読みやすいものです。電気回路の入門書としても活用できそうですよ。
(学研電子ブロックEX-150復刻版は1976年に発売されたキットの復刻です)

    (広報委員会 有田浩之)