2002.5 No.127 号の紙面から

□岡山へそして「中国能開大」へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●1
■2002年 実践教育研究発表会 岡山大会の運営委員、実行委員が決定される!・・●2
岡山大会特集 ”おかやま”って?岡山の紹介) ・・・・・・・・・・・●3
岡山大会特集 ”おかやま”って?(岡山の紹介)つづき/事務局よりお知らせ●4
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  2002
No.127

 2002年実践教育研究発表会が、中国職業能力開発大学校を会場に2002年9月26日(木)から9月28日(土)まで3日間にわたって開催されることになりました。本校は、従来の岡山職業能力開発短期大学校を母体にして、21世紀最初の年である昨2001年に、中国職業能力開発大学校として新たなスタートをしました。本年は、新設の応用課程が2年目に入り、大学校としての完成を目指し、教職員一同が業務に日夜励んでいるところであります。
 ご承知のようにわが国の雇用情勢は一段と厳しさを増しています。特に、製造業がかかえる深刻な問題は、明治時代に始まったわが国の近代化以来はじめての試練であり、産業としての存亡にかかわる危機であります。このような状況に、どう対処したらよいのでしょうか。
 わが国のこれまでの「ものづくり」の多くは、欧米に前例のある製品をうまくつくる、いい かえれば「手わざ」を磨いて良いものを安くつくることでした。しかし、われわれは今や「手わざ」だけにたよるのではなく、新規製品の開発設計能力である「頭わざ」を身につけた本当の「ものづくり」への脱皮が強く求められています。
 本当の「頭わざ」には単に技術的な開発設計能力だけではなく、工芸的なデザイン能力、製品の社会的ニーズを先読みする営業的なセンスなども含まれます。本校で新たにスタートした応用課程では、「手わざ」と「頭わざ」を兼ね備えた人材を育成し、21世紀におけるわが国の産業発展に貢献することを目指しています。

中国職業能力開発大学校
校長  小西 忠孝
すこし話が堅くなりましたので話題を元へ戻しましょう。本校は倉敷市の西部、山陽新幹線の新倉敷駅から歩いて20分程の所にあります。新倉敷駅からの途中には作陽音楽大学があり、また山陽自動車道からは玉島インターチェンジを下りて直ぐの場所です。
 岡山県は気候が温暖で、色々な果物に恵まれたところです。本校の周辺にも桃畑が大変多く、桃の花が満開になる春にはさながら桃源郷といった環境です。2002年実践教育研究発表会が開催される9月はぶどうの季節で、特に岡山特産のマスカットの最盛期にあたります。果物に誘われてというわけではありませんが、交通の便と自然環境に恵まれた本校へ、会員の皆様が多数お越しになることを期待しています。