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建築・デザイン系企画シンポジウム 『 建設業における人材育成 』
■日時:2007年9月27日(木) 14:45〜16:20
■会場:職業能力開発総合大学校東京校 3号館2-3,2-4教室(視聴覚教室)
■主旨:
1999年の実践教育研究発表会の研究討議として、「学校教育における施工系教育に期待されるもの」というテーマの下で建築生産や業界の展望、人材育成の課題、施工業界・学校教育への注文について討議が行われた。折しも、建設関連業界では、業界変化や競争が激化し、公共事業が縮小され氷河期を迎えていた。また、職業能力開発大学校では応用課程がつくられ、大学3,4年生の課程である建築施工システム技術科が誕生し、期待や不安が交錯していた時代でもあった。
それから8年が過ぎ、建設業界を取り巻く環境が大きく変化した。経済的には大都市を中心として持ち直している一方、地方では未だに不景気が続いており、地域の格差が広がっている。また、建築確認が民間で行えるなどの緩和がある一方で、耐震偽装などの問題から、建築士法の見直しが行われている。さらに、追い討ちをかけて団塊の世代の退職などによる熟練技術者不足、少子化やものづくり離れによる優良な若者の減少などから人材不足が深刻な問題になりつつある。この間、職業能力開発においても試行錯誤を繰り返しながら卒業生を建設業界に輩出してきており、蓄積してきたノウハウもあるが、課題も多い。
これらの状況を踏まえ、本シンポジウムでは、昨今の建設業界における動向や施工系人材教育、施工系学校教育についてお話をいただき、これからの建設業における人材育成の仕組みやあり方、学校教育との連携の方法を討議しながら探ってゆく。
■討議内容:
(1)昨今の建設業を取り巻く状況
(2)技術の継承方法(団塊の世代、少子化対策)
(3)社内、あるいは学校における人材育成の方法
(4)建設業界と学校の連携
■パネラー:
(株)竹中工務店生産本部建築技術部長 木谷 宗一氏
(株)間組営業推進部統括部長 岡島 貞弘氏
大栄工業株式会社代表取締役 尾身 嘉一氏
近畿能開大附属滋賀短大住居環境科 杉本 誠一氏
能開総合大東京校建築系 徳富 肇 氏
司会:能開総合大東京校建築系 和田 浩一氏
まとめ:福山大学工学部非常勤講師 石丸 進 氏 |
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■企画:(社)実践教育訓練研究協会/建築・デザイン系専門部会
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