2006.春No.151 号の紙面から

□東北ポリテックビジョン 1

■北陸ポリテックビジョン 2

□四国ポリテックビジョン 3

第3回群馬県障害者技能競技大会(ぐんまアビリンピック2005)開催 4

□理事の紹介 / 実践教育訓練研究協会 石丸理事 5

学校紹介  / 大分県立工科短期大学校 6

研究室紹介 / 久留米工業高等専門学校 電気電子工学科 後藤研究室 7
春号

2006

No.151



         
東北ポリテックビジョン

 去る2月24日(金)・25日(土)の両日にわたり東北ポリテックビジョンが青森県五所川原市にある青森職業能力開発短期大学校に於いて「ものづくり・人づくり・夢づくり」をテーマに開催されました。幸い2日間とも好天に恵まれ、心配された吹雪もなく予定どおり進行しました。過去第1回と第3回は東北能開大(現栗原市)で開催され、第2回はポリテクセンター宮城(多賀城市)で東北能開大が中心となって開催されました。今回初めて青森短大(青森県)での開催となり、職員一丸となって取り組んだ次第です。24日午前中は短大から4kmほど離れた五所川原市の会場(オルテンシア)で「今なぜ名古屋が注目されるのか」をテーマに中部国際空港(セントレア)の設立に携わった廣地義範氏(中部国際空港株式会社 取締役専門執行役員)から講演をいただきました。短大の位置する青森県津軽地方は失業率が高く企業・人において元気がありません。このような中、廣地氏の民間手法を取り入れた活力ある講演は津軽の人々に元気を与えてくださいました。
 午後から会場を短大に移し以下のような内容で実施しました。

1. 発表・展示(展示のみも含まれています)
   <参加施設>
  東北職業能力開発大応用課程・専門課程(職員10件、専門5件、応用26件)
  秋田職業能力開発短大(職員1件、学生5件)
  青森職業能力開発短大(職員7件、学生30件)
  山形県立産業技術短大(職員1件、学生5件)
  岩手県立産業技術短大(学生7件)
  青森センター(職員1件)、山形ポリテクセンター(職員1件)、宮城センター(職員1件)
  宮城ポリテクセンター(職員1件)、研究センター(職員1件)

*審査の結果
  最優秀賞「技能五輪へ出場して」東北能開大(生産技術科 小松利行、鈴木泰裕)
  優秀賞「電子透かし画像の製作について」青森短大(電子技術科 加藤洪作 白川将志
  三和健)
  優秀賞「福祉複合施設の設計」秋田短大(住居環境科小原木晴香 佐藤健博 豊川悦代
  豊川真規)
  優秀賞「自動組立・パレタイジング装置の製作」岩手県立短大(メカトロニクス技術科
  佐々木英新 佐々木浩平)
  優秀賞「FPGAを用いた人型ロボットコントローラの開発」山形県立短大(産業情報科
  島貫広雅)

2. ロボット競技会
  <参加施設>
  東北職業能力開発大学校(6台)、秋田職業能力開発短大(1台)、青森職業能力開発短大
  (6台) 山形県立  産業技術短大(2台)、岩手県立産業技術短大(3台)、
  岩手県立産業技術短大水沢校(1台)
  合計19台参加

*)競技結果
  優勝「だだちゃ豆饅頭」山形県立短大(メカトロニクス科 長井裕太郎)
  準優勝「さくらんボーイズ」山形県立短大(メカトロニクス科 佐々木聖英)
  三位「黒箱レールローラー大作戦」東北能開大(制御技術科 高野雄介 高橋伸
  千葉和哉 野本顕寛)
  アイデア賞「Black Box」青森短大(制御技術科 山内大輔 楠和真)
  技術賞「魁(さきがけ)4号」秋田短大(電子技術科 及川裕紀 刀根達也 渡邊純也)
  敢闘賞「チャレンジャー」岩手県立短大(電子技術科 佐藤大輔 八重嶋智樹)

3. ものづくり(小学生対象)
  <テーマ>下記のテーマで2月25日午前と午後各1回実施。
  電子ピアノ(定員10名)、ソーラーウォーカー(定員10名)、スクローラー(定員20名)、
  スーパーグライダー(定員20名)

 24日は報道関係者数社により取材を受け、NHKでは東北6県にロボット競技会の模様が24日夕方2回、25日朝2回放映されました。そのせいか一般の入場者が大変多く感じました。我々の日頃の業務が地元の人たちへのPRとなり、来年度の学生の応募や企業のセミナーに反映してくれたらと希望を持っています。ちなみに講演会参加者は721名、短大への期間中の入場者は1245名でした。




      校門に設置した看板            ロボット競技会の様子


                    (青森職業能力開発短期大学校 成田 敏明)