●5● JISSEN NEWS 2003.6〜8 No.140

 今年度、東北職業能力開発大学校制御技術科小林崇氏と地元企業の研究グループ(プロジェクトリーダー:本間基文)が共同で開発した「面振れ自動計測装置」が、第7回みやぎものづくり大賞奨励賞と石田記念財団研究奨励賞を同時に受賞することが決定されました。この面振れ自動計測装置は、大手自動車メーカーの次世代自動車の部品で動力伝達用特殊歯車の回転面の振れ(面振れ)を高精度で短時間に計測する自動化装置で、雇用・能力開発機構より平成14年度事業主団体研究開発事業(F方式:共同研究)の指定を受けていました。


面振れ自動計測装置
 同装置は、特殊歯車を回転して端面の振れを計測する際に回転軸の補正を機構的に行うのではなく、各種センサからの信号データを利用してコンピュータ内で3次元解析的に補正を行うのが最大の特徴で、従来の3次元測定機を利用して計測する場合と比較して、はるかに短時間で高精度の振れデータを測定することが可能となりました。同装置は2003年1月に完成し、各種試験データの計測後第1回東北・北海道ポリテクニックビジョンにて研究発表されました。その後、装置の発注企業より試作機(プロトタイプ)としての正式採用が通知された後、東北大学大学院工学研究科井上教授らの研究グループと検討評価会を行ない、各種のものづくりに関する賞や展示会に申請を行っていました。今回受賞が決定したみやぎものづくり大賞は宮城県・みやぎ産業振興機構が主催するもので、宮城県内で新たに開発された新製品等に授与される賞であり、面振れ自動計測装置は技術力の高さを評価されての奨励賞となりましたが、公的な教育訓練機関としては初の受賞となる予定です。また石田記念財団研究奨励賞は、東北大学関連の電子・情報系研究者に贈られる賞で、面振れ自動計測装置は実機開発までの発明経緯を評価されての受賞となりこれも本校初の受賞となる予定です。これらの経緯を踏まえ、今後とも東北職業能力開発大学校では地元中小企業との新製品の開発や新技術の発見に挑戦していく予定です。
(東北能開大校 成田敏明)   




日時:2003(平成15)年6月23日(日)9:30〜12:00
場所:埼玉県熊谷市熊谷ロイヤルホテルすずき会議室
出席者: 常任幹事、幹事、編集委員


1. 実践件理事会報告(工藤・岡野)
2. 実践教育研究発表会について
   @発表申し込み件数について
   A系独自の企画について 
   B幹事の旅費を旅費+1泊分のみ支給することに決まりました。
3. 事例討論会の総括
4. 分科会活動報告
5. 技能照査問題集作成について
6. その他